仮説思考とは

仮説思考 hypothesis thinking 

戦略的思考とは、情報を元に実行に結びつく経営戦略を導き出すこと、ですが、関係しそうな情報を完璧に集めようとしては、いくら時間があっても足りませんね。そこで 短期間で戦略を策定するために必要なのが「仮説思考」です。

仮説思考とは、データ収集を行う前に仮の結論を考えて、その結論を導くための原因となる事項は何かを整理し、それらを裏付けるようなデータ等を収集していくことです。

つまりまず最初に仮の結論である仮説を作ってしまうのです。

たとえば売上が落ちているなら、「競合他社に顧客をとられているのでは?」「自社の営業力が下がっているのでは?」と仮説を立てるわけです。その上で仮説が正しいかどうか、検証していく思考法です。

「そんないい加減なことでいいのか?仮説が間違っていたらどうするんだ!」と思う方も多いかもしれません。

でも安心してください。

もちろん仮説が誤っている場合もありますが、その場合でも素早く次の仮説を構築し、検証することで、あらゆる情報を集めてから検討を開始するよりも、はるかに短時間で効率的に解決策に辿り着くことができるのです。

大切なことは、仮説構築を行い、それを裏付けるのに必要な情報を収集して、検証する過程を繰り返すことなのです。

そして仮説を立てたら、その仮説に対して、Why so?(何故そうなるのか?)、So What?(よってどうするべきか?)(を繰り返し自問してみましょう。

この二つの質問を繰り返し行うことによって、仮説と根拠が明らかになっていきます。その際に、一人で考えるのではなく、仲間と議論をすることも有効ですのでぜひ実践してみてください。

内田和成先生の 仮説思考 もお勧めの一冊です

【注意点】
戦略構築の際にまずデータ収集を開始することは情報の洪水に溺れてしまう危険があるのでまずは仮説を構築した上でそれらを裏付ける情報を収集すること その際に情報の洩れや恣意的な収集や分析はしてはいけません。

(参照 朝日新聞出版 カール教授のビジネス集中講義 経営戦略)
カール教授のビジネス集中講義(1)経営戦略

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