ロレックス物語:ドイツ人孤児が創業した高級時計。日本製時計で倒産の危機で高級ブランドへ

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ロレックスはドイツ人孤児が創業したって知っていますか???

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ロレックス物語:ドイツ人孤児が創業した高級時計。日本製時計で倒産の危機で高級ブランドへ ★カール経営塾動画★
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ロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフは、1881年にドイツ北部バイエルン州で3人兄弟の真ん中として生まれた。祖父母は裕福で、両親は錬鉄商を営む中流階級の家庭に生まれたが、12歳の時に両親を次々と亡くし孤児となった。

叔母夫婦に引き取られ、名門校コーブルク寄宿学校に入学したがつらい日々だった。しかしそこで英語の読み書きを学び、それが後に大きな糧となるとはその時はわからなかった。

19歳で時計産業の中心地スイス・ショードフォンへ渡り、真珠の宝石商を経て時計メーカー・クノー・コルタンに就職した。時計については全く素人だったがアメリカやイギリスの顧客との英語の手紙の対応が出来たことから採用され、次第に時計に興味を持つ。

24歳の時に義理の兄弟アルフレッド・デイヴィスと合資会社「ウィルスドルフ・アンド・デイヴィス」を設立した。

当初は英国のケースに時計部品を組み込み、ジュエリーへ卸していたが、独自ブランドへの夢を抱く。「覚えやすく、どの言語でも発音しやすい」ことからロレックス(ROLEX)の名を採用した。

ウィルスドルフは、当時まだ女性物と見なされていた腕時計を、男性用の耐久性と精度に優れた製品に仕立て上げることを目指した。当時は男性は懐中時計を使っていたので男性用腕時計は笑いものとなっていた。時代が違うと価値観も違いますね!

1910年に世界で初めて、スイスの公的計時機関から腕時計として正確性を認められた。
1926年には、「オイスター」と名付けた防水ケースを考案し、水泳選手のメルセデス・グリチェに英仏海峡横断中継泳に挑戦してもらった。遠泳は失敗したが15時間以上の冷たい海水にさらされながらも、時計は完全に機能したため大きな話題となった。

マーケティングとして、エベレスト遠征隊(1933年)やヒラリー・ノルゲ登頂隊(1953年)、マリアナ海溝潜水調査(1960年)などの過酷な環境下でも使えるという実績を重ね、耐久性と信頼性のイメージを確立した。さらに宇宙開発にも携わり、NASA公認の腕時計となった。

一方、クオーツ腕時計の台頭により1970年代に深刻な危機に見舞われる。

シチズンなどの日本製のクオーツ時計の方が正確でかつ安いためスイスの時計メーカーは存亡の危機に陥った。

しかしロレックスは装飾品化や高級品路線化を選び、高級なブランドイメージの構築に努めた。

空港にブランド時計を設置したり、テニス、ゴルフ、乗馬など富裕層の娯楽スポーツを協賛するなどのマーケティング戦略を展開した。

ターゲットを富裕層に絞り、それにふさわしいマーケティング戦略で成功した。

創業者のウィルスドルフは1960年に経営から退き、1962年に79歳で他界した。その後、ハンス・ウィルスドルフ財団が経営権を担い、現在も株式非公開を維持している

ロレックスのブランド価値は、品質本位の製品哲学と、戦略的なマーケティングが相まって、世界の富裕層からステイタスシンボルとして熱い支持を獲得し、今なお時計業界を牽引する超一流ブランドの地位を確立している。

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