宮本武蔵に学ぶ5つの「弱者の戦略」

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宮本武蔵がはじめて戦った相手は13歳の時に有馬喜兵衛という新当流の剣術者です。(『二天記』。博打打で嫌われていたという説もあります(作用軍史)。

武蔵は当時父の無二斎のもとから逃げて、母親が父と離婚したのちに再婚した相手のいる播磨の平福村にいました。武蔵は正蓮院というお寺に預けられ、道林坊という住職から剣術と書画を習っていました。

有馬喜兵衛は平福村に来て、立て看板を立て、挑戦者を募集したところ、13歳の武蔵が応募したと言われています。住職は慌ててまだ武蔵は少年であるので勘弁してほしいと有馬喜兵衛に頼みますが、武蔵が決闘の当日に謝るようにということになりました。

しかし武蔵は謝りませんでした。いきなり武蔵は棒をもって打ちかかります。しばらく打ち合いをした後に棒を捨てて素手で勝負しようと言います。子供相手と油断した有馬喜兵衛に体当たりをしてその身体を持ち上げて地面に突き落とします。さらに武蔵は棒をとって有馬喜兵衛を打ち殺してしまいます。

それから3年後、武蔵は16歳のときに、但馬の秋山という兵法者と勝負をしますがこのときも相手を打ち殺します。

以上から弱者の戦略としてわかることは以下のとおりです。

1 相手の弱点を見抜き、勝つためには手段を選ばない

2 相手に完全勝利するまで手を緩めない

3 相手の慢心を自分の有利な方法に活用する。

4 生死をかけて全身を武器として勝つことに集中する

5 非情だと思われても勝つという目的を達成する

一般的な武士道とは異なり、武蔵にとっては個人として「勝つこと」が目的であり、そのためにはあらゆる手段を活用して相手に同情することなく完全な勝利を掴むことが「生き抜くこと」だったのです。

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