暗黙知と形式知(SECIモデル)

暗黙知と形式知(SECIモデル)

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1980年代、日本企業は世界的な成功を遂げていました。しかし、その成功要因は西洋人から見て謎とされていました。 一橋大学名誉教授の野中郁次郎先生は1990年代に「SECIモデル」を提唱し、成功要因は「暗黙知から形式知への転換にある」と説明しました。

★カール経営塾動画★第30回暗黙知と形式知
暗黙知と形式知SECIモデル

企業の持つ知識は、個人がノウハウとして持っているが、主観的であり、言葉に言い表しがたい「暗黙知」と、言葉に言い表せる「形式知」の2種類があります。日本企業は、とくに製品開発において、この暗黙知を形式知に変えて、社内の人と共有し、新たな知を生み出すのが上手だとしたのです。

「SECIモデル」は、その知を生み出すプロセスを示したものです

そのプロセスには4つの段階があります。

「共同化」(Socialization)は、経験を共有することで、暗黙知を伝えるプロセス

「表出化」(Externalization)は、その暗黙知を明確な言葉、つまり形式知に落としこむプロセスです。

「連結化」(Combination)は、形式知化したものを組み合わせて、新たな形式知を創りだすプロセス。

「内面化」(Internalization)は、表出・連結化した形式知を実際に活用してみることで、それぞれのなかで暗黙知化するプロセスです。

この4つのプロセスをぐるぐる回すことで、日本企業は新たな知を創造してきたというわけです。
 現在の日本企業は、おせじにも知識創造のお手本とはいえませんが、SECIモデル自体は、今も世界的に有効な概念とされています。

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