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キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは、企業が商品・原材料等を仕入れるための仕入債務を支払ってから、その後売上てその売上債権が回収されるまでにかかる日数を示す指標です。あくまでも日数であることに注意してください。

計算式は以下の通りです。
CCC=売上債権回転日数+棚卸資産回転日数-仕入債務回転日数

わかりやすく例で説明しましょう!

たとえば1月1日にある商品を仕入れました。代金は10日後の1月10日に支払うとします。そして 商品(棚卸資産)は20日後の1月30日に(仕入から30日後)販売できたとします。さらに販売代金は20日後の2月19日に振り込まれたとします。 

この場合は商品を仕入れてから販売代金を回収するまでに50日(=30+20)かかりましたね。代金を支払ってから入金があるまでの日数は40日(=50-10)となります。

この間は支払いから回収まで資金繰りが苦しくなるわけです。この期間をキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)と呼び、なるべくその日数を短くすることが大切です。

改善方法としてはなるべく遅く支払い、なるべく早く回収する、という鉄則を実行することでしょう。在庫を多く持ちすぎないことが大切です。ただし売るチャンスを逃してしまうリスクもあるので正確な需要予測が重要になります。

キャッシュコンバージョンサイクル についてはランキングなども公表されていますが業種別によってかなり異なります。

建設業などは事前に資材を調達して完成して工事請負契約の場合には完成した際に請負契約の履行がなされるので入金が遅くなるのは当然のことでしょう。このため金融機関からの借り入れが必要となり金融機関が締め付けると大型倒産などが多発した時期もありましたね。

よくアップルはキャッシュコンバージョンサイクルレシオが20日くらいで日本の大手メーカーが40日くらいなので豊富な資金を研究開発にまわせるから強いのだといった記事も見ます。しかし卸売事業者がいる小売りやスーパーなどは実は在庫をあまりもたないためにCCCは短い傾向があります。業種別に異なるのでビジネスモデルを正しく理解することが大切ですね!

なお以下の指標もチェックしておきましょう!

売上債権回転日数(日)=売上債権÷売上高×365日

売上債権=受取手形+売掛金-前受金

売上債権回転日数は、売上が発生してから回収するまでに要する日数です。

棚卸資産回転日数(日)=棚卸資産÷売上原価×365日

棚卸資産=商品+製品+原材料+仕掛品等

仕入債務回転日数(日)=仕入債務÷仕入債務支払高×365日

仕入債務=支払手形+買掛金-前払金

仕入債務の決済までに要する日数です。

ファイナンスを学びたい方は以下の本をぜひお読みください!

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