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リアル・オプション  real option

リアル・オプションとは、オプションの価格決定理論を実物の世界(リアル)に応用して、プロジェクト、不動産等への投資機会の価値を評価しようという考え方です。

投資への評価にはNPV法、IRR法等がありますが、これはプロジェクトの評価を一つのシナリオで現在価値を求める考え方でした。
しかし現実には企業は様々な環境変化の中で時間の経過とともにより高収益化やリスクの軽減のための判断をしていきます。

たとえば、一棟マンションを建てたいと思ったときにいきなり数年かかる建設をするのではなく、まず土地を購入し経済状況等を勘案して柔軟に具体的な建物の規模や工法を決める、あるいは店舗を併設する、さらには撤退するといった判断をしていく方が高く評価できると考えるのです。

この場合には、投資対象の土地を原資産, 投資金額を行使価格,投資の延期,追加投資, 撤退などの選択肢をオプションとして評価するわけです。

あるいは新製品をいきなり全国展開で発売するのではなくある地域でのテストマーケティングを行ってから判断していくなどの場合にも適用できます。

ビジネスの現場では、1990年代から石油・鉱業・医薬品などの産業で利用されてきました。

一方で、IRR法では不採算とされるプロジェクトをリアル・オプションの考え方で進めることで既成事実化する弊害などもあるとの批判もあります。

大切なことは数字だけで判断せず、企業の経営戦略などの定性的な判断と合わせて検討することでしょう。

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