MECE(ミッシー)Mutually Exclusive Collectively Exhaustive

MECE(ミッシー)とは「漏れなくダブりがない」状態のことです。情報を分類して整理する際に有効な考え方です。

例えば、人を「男」と「女」に分類すると、MECEの状態になります。では日本のプロ野球を「パ・リーグ」と「読売巨人軍」としたらどうでしょうか?これではセ・リーグの他の球団が抜けるので、MECEとはいえませんね。つまり「パ・リーグ」「セ・リーグ」でわけるとMECEとなるわけです。

MECEは、ロジカルシンキングをする上でとても重要です。問題解決や経営戦略策定のプロセスは、大きな課題を小さな論点に分解していくことで、実行に結びつく解決策を見つけ出す過程です。この時、分解した論点がMECEの状態でないと、論点の見落としが発生したり、ダブりがあることで、最適な解決策を選び出せません。

例えば「ダイエットをするにはどうしたらよいのか」という課題があるとしましょう。ダイエットは外科的な解決方法のほかには、摂取するカロリーよりも消費するカロリーを大きくすればよいと考えることができますね。だとするとまずは「カロリー消費量を増やす」か「カロリー摂取量を減らす」かに分類できます。「カロリー消費量を増やす」という論点はさらに、「運動する」「基礎代謝を高める」などに分解できます。「運動する」もまた、「ジョギングをする」「水泳をする」「自転車に乗る」などと細かく分解できます。こうしてすべての論点が出てくれば、そのなかから、具体的に効果のある実行可能な最適な解決策を選べるのです。

論点をMECEに分解するには、以下のステップで行うとよいでしょう。

(1) 羅列する まずは思いつくままに要因を書きます

(2) グルーピングする 次に同じような要因をまとめます

(3) 上位概念と下位概念を区別する まとめた要因を関連づけます

(4) 概念のレベル感を揃える MECEになるようにレベルを合わせます

(5) 「その他」をつくる どこにもあてはまらないものはその他をつくることでMECEとすることができます

(参考 朝日新聞出版 カール教授のビジネス集中講義 経営戦略)
カール教授のビジネス集中講義(1)経営戦略

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